メタルギアソリッド思い出話ピースウォーカー編

クリアしてすぐに思ったこと。

「伊藤計劃さんって誰？」

結局俺が伊藤計劃先生の本を読むのはファントムペインクリアしてからである。

ポータブルオプスの出来事があったようなないような微妙な流れで始まるピースウォーカー。
内容もザ・ボスを殺したことに関わるビッグボスの悩みとか将来とかの話で被ってはいる。
だが好意的に考えるならば
ポータブルオプス「ボスとは違う生き方をする」
ピースウォーカー「ボスへの思いは断ち切れた」
なので、結論は違う。

オプスではそもそもザ・ボスへの思いは捨ててない。
「ボスはそういう生き方だったけど俺は別なやり方で生きる。」
という感じ。
一方ピースウォーカーはというと
「俺は裏切られていた。ザ・ボスへの未練はなくなった。俺は俺の生き方をする」
なので、つまりはザ・ボスへの感情が違う。
そもそもオプスの後でサイファーの前身組織を作ってた時はザ・ボスの意思を継ぐつもりでやっていたはず。
このピースウォーカーでついにザ・ボスの意思を理解するのをやめたのだ。
と、俺には見えた。
どんな感情、意思を持てばあのような選択ができたのかわからなかった。
部外者のストレンジラブはともかく実は当事者のスネークすら何故なのかわかってなかった。
最後にママルポッドが自殺をしたときに、なにを考えていたのか、その一端を知った。
銃を捨てるということ。
そしてビッグボスはそれが裏切りだと感じた。

後に間違いだったと４ラストで後悔していたが。
「あんたが正しかった」
とはそういうことなんだと思う

とまぁ真面目に考えてみたのだが、当時はこんなことを考えてはおらず、ゲームをやる前はついにアウターヘブン作るのかぁなどと呑気に構えてた。
実際はまだまだ先の話であった(笑)
さらに十年経ってもアウターヘブン出来てないわザンジバーランド建国してないわである。

っていうか忠を尽くした組織にも最愛の弟子にも長い付き合いの戦友にも奪われて離ればなれの息子にも自分の意思を理解してもらえない上、部外者の骸骨男には理解されたが意思を継ぐつもりは全くないわ。むしろ偽の記憶を植え付けられた弟子のファントムの方が意思を継いでるわ。
デカイ電池に自分のコピー作られるわそのコピーが核兵器撃たされそうになるわ結局コピーも同じように世界を救うために自害するわ。
結局長い時を経て、全く関わりのない弟子のクローンとその友人のオタクが意思を体現してくれたり。
ザ・ボス不幸すぎひん？

いい加減ピースウォーカーの話をするか(笑)

兵器戦がめんどくさかった(笑)
周りの兵士を片っ端から捕まえたり。
マザーベースから人が落ちたり(笑)
そんな苦労しても手にはいるのは戦車一台。
もしくはランダムで入手のメタルギアパーツ。
ぶっちゃけほかの面白ミッションの方が好きだったな。プーヤンとか。

とりあえずカズは殴りまくった(笑)

後で、名前が赤いヤツは敵で黄色いヤツは仲間だと聞いたのだが、ストレンジラブは仲間に入ってるのに赤い？と疑問に思った。
でもＶを含めて考えたらストラブはザ・ボスへの感情のせいで愛国者AI作ってたから実は改心できてなかったんだよなぁとも思った。

あと、色には気付かなかったがパスは最初から怪しいと思っていた。
いや、毎回シリーズでスネークとしてなにかしら騙されてればそうなるだろ(笑)
かわいい少女でナーナ！ナーナ！だからね。
わかりやすかったし、伏線あったし。(セシール拾った時とか。)

ヒューイについては、カセットテープでの会話を見るにやはりオタコンとは別の人間だと思った。
親子なんだからそりゃ外見は似ているが、オタコンより劣等感が強いタイプに見える。

悪の組織になったつもりはなくても実は世界からすれば危険な組織になっていた。
みたいな話だった。
国家に帰属しない軍隊。つまり武装組織が東西冷戦してるときに西も東もなく戦い、核兵器やそれを運用するためのメタルギア、東西の最新戦車戦闘ヘリ、各種ライフルなどの備蓄。
もはや小国の軍事力を越えていた。
GZでサイファーが手を出さなくてもどこかの国に攻められていた可能性が普通にあった。
まぁだからってまさか一年後に壊滅するとは思わなかったよ(笑)
というわけで次回はグラウンドゼロス。
実はライジングまだちゃんとクリアしてないのよね(笑)