報復心を未来に解き放つ日記

メタルギアとかゲームとかアニメとか映画とかの低レベルな感想駄々もれ日記

ガンダムSEEDdestinyリマスター 第39話感想

『オレの模型化って呪われてねぇか』
毎回なんかあるからな。
特にお前は。

前回までのあらすじ
シンとデスティニーの初戦場と大活躍!
オクレ兄さんは死ぬ。
アスランベッドでぼそぼそ喋る。

・何でオーブなのか
要約「なんとなく」
そんなわけないと思いたいが言葉をまとめるとそうなる。
なにしろ議長の計画をつかんだわけでもないし、根拠が何一つ無い。

ジブリールさん逃亡
このような有り様でコイツにどれだけの価値があるのだ?他のメンバーは捕まったし一人でどれだけの権力があるんだ?

・わからないことだらけ
このカップルの問題はよくわからないけどケンカを売りに行くことだろうなぁと。

アスランカガリ
こんな会話をとなりで聞かされるムウさんの気持ちを考えてください(笑)
さておき、やはり思考が壮大なんだよな。世界平和を考えている。国の関わりやら怨恨やらを無視して。

・エターナル捕捉
ノートのメモを発見されただけだが、追跡して攻撃される。

・ガイア
「あんなものまで持ってるなんて、どういう組織なんです!?」
ホントだよ。

ストライクガンダム
最後の大暴れ。

ストフリの前でイチャイチャ
寅さん待ってるんだからはよ乗れ(無粋)

・二分で25機のザクとグフが全滅
この数字はストフリ出撃してからなのだとすると遅いような気がする。
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「まったく・・・何ひとつ変わっておらぬ・・・いやむしろ酷くなっている」
「貴様の戦闘能力をもってすれば顔すら見せずに皆殺しにできるものを・・・」

「何をやっている!!まず何よりも先にドラグーンを射出しろ!コックピットを撃ち抜け!」
「最大効率で死を与え続けろ!!!全て撃ち殺せるはずだ!!」
こんな気分ですよ。
何故こんな風に思うかと言えばアスランにも同じことができそうに見えるからだ。スーパーコーディネーターがどれだけコーディネーターと違うのかさっぱりわからん。

・次回、アカツキ
カガリに使えないストライカー作っておくとかなに考えてたんだろうな?



・オレの見たかったSEED:戦闘編
ここまでであらためてSEEDを見て感じたのは、やはり戦闘シーンに問題があるということだ。
そんなの見ればわかるとか言われるかもしれないが、そういうことではない。
種の戦闘は大体の場合
『数や状況の有利不利を単機で覆す』
というのが最大の特徴になる。
他のガンダムでもそういうのあるだろと言われるかもしれないが、他のガンダムではちゃんと
『単機でも状況を覆す戦闘力』
が説得力と共に描かれている。

ファーストからVまで→単機で覆してない。覆す時は大体の場合性能面で有利だったりするときとか奇襲とか。
Gガンダム→修行すればするほど強くなることがこれでもかと描かれてる
Wガンダム→最初から単機で多数を倒すことを想定した設計のガンダムをその世界で最高の科学者が作って送り出してる。
最終的には敵が超強い上に数で圧してきたが科学者がなんとかした。むしろ科学者どもが強すぎた。
ガンダムX→最初からコロニーをぶっ壊す大火力を与えられた当時最高の戦力。加えてX本編の時代は新たにMS作るのがきびしいのでX以上のMSはほぼいない。
ターンエー→文字通り世界を滅ぼしてるので。
ダブルオー→Wと同じコンセプトで作られている上にエンジンが特別製。
しかし数が多すぎたりすると普通に追い込まれる。
結局Wと同じく科学者無双(笑)
劇場版でも数の有利不利を逆転出来てないから戦うことでは勝てなかった。
AGE→単機で覆してない。大体戦闘の流れは仲間が頑張ってるから優勢になる。
鉄血→Xと同じ状況に加えて世界を破滅させかけたモビルアーマーを倒した72のガンダムの一機を使ってる。あとパイロットが人間性を捨ててる。

さて種はというと、大体数の有利不利を逆転するのは
ガンダムをメインキャラが使ってるとき』
になる。
上の例と同じだが違うところがある。
『単機で多数を倒すことを想定した設計というわけではないのにそのような活躍をするガンダム
または
『単機で多数を相手にすることを想定してるけどオーバースペック過ぎて単機で戦局を覆すレベルになってるガンダム
が主に出てくる。
それに加えて
ガンダム以外が全て存在価値無しの雑魚となってるにもかかわらずファーストみたいな世界観のストーリーをやろうとしてしまった。』
オーバースペックの単機で戦局を左右するリアル路線のガンダムをやろうとしたのかはわからないが、残念ながらそうするには説得力が足らなかったのだ。
何故こうなったかと言えば、あらゆる特色を捨て去っているからだ。

1、ニュートロンジャマーで核動力使えないからバッテリーで動くMSが作られたのに、ニュートロンジャマーキャンセラーが出てきたので早くも台無しになる。
条約で禁止してるのに結局無視してるし。

2、数で劣るザフトはコーディネーターの戦闘能力が高いから数の不利を逆転できた
ということなのだが、後にキラのフリーダムがポンポン落としていくので弱そうに見える。それだけでなく地球軍はマップ兵器をポンポン使ってまるごと凪ぎ払うのでそもそも真剣に戦う気がない。
数VS質の戦いのはずが核VSジェネシス大量破壊兵器の撃ち合い殲滅戦になった。このためテーマだったはずのナチュラルとコーディネーターの戦争はただの泥沼の殴り合いになった。核兵器使えて撃ち合う覚悟が決まってしまってるなら最早モビルスーツなど不要だ。

3、メチャクチャな兵器
系譜がメチャクチャになってる。
Gガンダムみたいに各国の特色が出てるならまだしも前に作ったメカの後継が無いとか、メカ同士の連携を考えた使い勝手が考えられてないとか、後継があったらあったで何故作ったのかという出来ばえでご覧の有り様状態。
特にフリーダムはザフト製作になってるがフリーダムに繋がるようなメカは作られておらず、またフリーダムの後継が作られることもなかった(ストフリはフリーダムのコンセプトを見た目以外継いでない。どちらかといえばプロヴィデンスだ)
インパルスを元にデスティニー作ったそうだが、謎のゴッドフィンガーついてるとかいろんな意味で何でこうなった状態。そもそもインパルスの分離機構みたいな利点も捨ててる。
外伝やMSVで補完しようとしていたようだったがさらにしっちゃかめっちゃかした。
アストレイシリーズの長期化もこれに拍車をかけた。

4、ガンダム同士の戦闘以外が単調
基本ガンダム以外は的でしかないというレベルでポンポン落とされていく。ガンダム同士でも互いのシールドにビームサーベルぶつけ合うという絵面になる。
SEEDではビーム同士は干渉しないからなのだが、たまに無視される。
ライフルの撃ち合いは互いにぐるぐる回りながら交差する時に撃ち合うのをみんな同じ動きでやっている。
たまに面白い動きで戦うけど。