報復心を未来に解き放つ日記

メタルギアとかゲームとかアニメとか映画とかの低レベルな感想駄々もれ日記

メタルギアソリッドVファントムペインその15 核査察

あの時の流れを見ることで何かを掴む。
(みんな散々考えた?ごもっとも)


始まりはまずIAEAから核査察の申し入れがMSFに届いたことだった。
しかしそもそも国家ではない武装組織にはIAEAから査察を受ける義務は無い。
明らかにおかしな申し入れなので正式に拒否したが、ヒューイが勝手に受入れをし、話を進めてしまう。
そしてその一方でパスが生きていたことが判明。
チコが単独で救出しようとして囚われて拷問を受ける。
そしてスネークはチコとパスを助けにキューバの某基地に潜入する。
そしてファントムペインに続いていくというわけだ。


1、核査察
そもそも核査察という体でのXOF襲撃はスカルフェイスの独断だった。
ゼロ少佐はそもそもビッグボスを恨んでもいないし憎んでもいない。狙う理由がない。
ならばスカルフェイスの目的はなんだったのか。
ビッグボスを殺したかったのかと言えばそれも違うと、ファントムペインのテープでパスに語っていた。
恐らくMSFを壊滅させたのは、ついでだったのだろう。
パスを拷問してゼロ少佐の居場所を掴んだスカルフェイスはゼロ少佐に寄生虫攻撃を行った。
スカルフェイスの目的の1つはこれで果たされた。後は英語をこの世界から抹消すれば完全勝利だったがそれは阻止された。
単にゼロ少佐と英語を滅ぼすついででMSFは潰されたのだろう。
もしくは囮だったか。
パスを拷問して喋らせたことを目眩ましするためだったのかもしれない。


2、チコの拷問
テープでチコはマザーベースの内情を喋ってしまったが、そもそも核査察は入り込めているので、実はこの情報は別に必要がない。せいぜい作戦に補正をかけられるかどうかだ。
ぶっちゃけパスに揺さぶりをかけるためだけの拷問である。
だからこそチコにとってはこの件が許せないだろうと思う。
誰より自分自身が許せないだろう。
ファントムペインに出てきていたならば、チコもまた報復のために生きる鬼になっていたはず。というかカットされてるだけで本当は出てくるはずだったと思う。
「チコの死はなんだったんだ」
メタ的な意味で生存フラグだろうこれ(笑)


3、ストレンジラブ
査察の話が出る前にMSFを去っている。
あからさまに怪しいが、よく考えてみればカズは何故かストレンジラブが裏切った可能性を考えてない。
ヒューイという第一容疑者がいるからというのもあるのかもしれないが、もう少し疑ってもいいはずだ。
出ていったストレンジラブが情報を漏らしたとか。
まぁ実際にはサイファーに捕まって(?)愛国者AIを作らされていたのだが。
流れとしては
1、ストレンジラブMSFを出る
2、サイファーに捕まる?
3、愛国者AIを作るためにレプタイルポッドを回収する
4、愛国者AIになにか不具合があった?
5、サヘラントロプスのAIを作るためにアフガンに行く。レプタイルポッドも持ってくる。
6、閉じ込められて?死ぬ

ストレンジラブがレプタイルポッドを回収したのは愛国者AIのためだと死ぬ前のテープで語っている。
だがヒューイは、サヘラントロプスの姿勢制御のために起動実績のあるレプタイルポッドを回収したと語っている。
確かにアフガンにレプタイルポッドは残されているが、サヘラントロプスに搭載されているわけではない。小型化したAIを積んでいるのかもしれないが、もしかするとAIが上手くいかなかったのは、ストレンジラブに言わせるなら『ファントムが失われた』からなのではないか。
「だから…AIも上手くいかなかったんだよ」
ピースウォーカーに積んであった時とは既に変わっている。中身が無いも同然だったのではないか。

語られるはずだったのかはわからないが、ストレンジラブが愛国者AIをどう作ってどうしくじったかがわからんと、埋まらないピースだな。


4、ヒューイ
核査察がついでの作戦だった場合、当然のことなのだがヒューイは裏切ってるかどうかすらどうでもいいキャラクターになってしまうわけだ。
高確率で騙されただけだろう。
二足歩行兵器技術持ってる科学者だから「お、良い拾い物だわ。ソ連のために二足歩行兵器作らせよう。メタリックアーキア搭載してるヤツだからとりあえず歩ければ良いし。」
だが九年間マトモに歩かせることが出来なかったのである(笑)
しかしこれは仕方無い。現代ですら困難なことをやるにはそれこそ第3の少年が必要だろう。


5、セシール
元々一般人だからなのかネタ枠のキャラクターだったからなのかあっさり帰国させられて終わった。
無理矢理考えるなら彼女が犯人とか(笑)
でも伏線もなにもないので無理筋だろう。

6、アマンダ
「ソモサは倒れ、ニカラグアに新政権が立った。」
グラウンドゼロスからファントムペインまでにFSLNは革命を成功させて新政権を立たせることになる。
しかし実際には内戦が起きてしまう。
というか、まだ内戦の途中みたいなものである。
大体アメリカのせいなのだが、ぶっちゃけこのあと三年位はアマンダは休めない。というか、死んだとされるチコはそんな惨状を見なくてよかったとも言えてしまうほど酷いことになる。
「戦争や暴力からは、平和は生まれないんだよ!」
全くその通りだが、どうすることも出来なかったのかもしれない。
その辺りは時代が悪いと片付けられてしまうのかもしれないが、そんな言葉では割りきれないだろう。

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