報復心を未来に解き放つ日記

メタルギアとかゲームとかアニメとか映画とかの低レベルな感想駄々もれ日記

ID:INVADED イド:インヴェイデッド まとめ感想

意識の世界と無意識の世界


日記のように毎話書くのがしんどくなってる(笑)
今後はまとめて書こうかなぁ(笑)


舞城王太郎
このアニメは独特で、これまで感じたことの無いタイプのアニメだった。
しかしどうしてそう思うのかよくわからなかったのだが、最近自分のブログを見返していて虐殺器官のところを見て思い出した。というか、理解した。
単に、舞城王太郎作品を初めて見たからだ。
このアニメはいわゆる原作の無いオリジナルアニメだから比較する原作がない。そういうアニメはアニメ単体で見ることになる。そうなると作った人間の描いた物がそのまま作風に影響する。
そして初めて舞城王太郎作品を見たので、その作風を初めて体感した。
これが『これまでみなかったタイプ』と思った理由だろう。
しかしわざわざそんなことを書きたかったわけではなく、この時にようやく伊藤計劃が拘っていた(と思われる)『言葉』の重要性を理解した。
多分同じ題材で別な人物にこの話を考えろとやらせたならば、絶対に違うものが出来上がる。
出来不出来の問題ではなく、台詞や話の流れ、雰囲気からキャラクターの立ち振舞いまで全て違ったものになる。
当たり前のことではある。
でもここで個性が出ているかどうかは見ていればわかる。
つまりまとめると、このid:INVADEDのストーリーは舞城王太郎にしか描けない。

補足
けものフレンズとケムリクサを比較してみればわかる。たつきの描く作品にはたつきにしか描けない独特な文法が存在する。説明しろと言われても出来ないが、見てみれは確かに感じることが出来る(と、思う。)なので、誰かが真似しても絶対に違う物になる。上で書いた通り、作ったやつの作風が必ず表に出るからだ。
同じスタジオジブリでも『ゲド戦記』や『かぐや姫の物語』がハヤオには絶対に描けないようなものだ。出来不出来の問題ではない。『ゲド戦記』の出来が悪いかどうかではなく、ハヤオにやらせたら絶対に違うものになってた。っていうか、未だに隠居してないなら文句並べ立てる前に素直に自分でゲド戦記作れば良かったじゃねぇかバカだなぁと思ってるぞ俺は(笑)

・俺たちの戦いはこれからだ(笑)
結局のところ、メインヒロインことカエルちゃんもとい飛鳥井さんは助けられなかった。
正確には『保留』である。
黒幕は一応仕留めたわけだが、ぶっちゃけ殺人事件は他にもあるし、飛鳥井さんの能力は制御できない。
箱に閉じ込めるしかない。
しかしいつか箱から出せる日が来るかもしれない。
それまでは名探偵としてカエルちゃんの死の真相を解き明かしていくことになる。
ということはこの物語はやはり『俺たちの戦いはこれからだ!』なのだ(笑)
でも別に気にならないのは黒幕を倒してることもあるし、それなりに希望は持てるからだろう。

・二期
あってもなくても良いと思うのは、話がちゃんと終わってるからだろう。
まぁやるならもう一度舞城王太郎を呼ばなくてはならない。
最初に書いた通り、この作品は舞城王太郎にしか描けないのだから。