報復心を未来に解き放つ日記

メタルギアとかゲームとかアニメとか映画とかの低レベルな感想駄々もれ日記

けものフレンズ大炎上事件第三部episode5『いたつめ』

痛ネイル

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『君は痛車という文化を知っているか?』
「いや、知らないな。」
痛車は古くは戦闘機に塗装する鮫の口や、いわゆる金髪美女のノーズアートなどから派生した文化だ。単語としては日本の言葉からきてる。イタリアの車を元々イタ車と呼んでいたものを、痛い車とかけて痛車と呼んでいるらしい。』
「詳しいな?」
『パラメディックが言っていた。』
「彼女は日本に詳しいな。それで、何故痛いんだ?」
『うむ、車にステッカーや塗装で美少女アニメのキャラクターなどを描いているから痛いと言われてるようだ。』
「そうか……まぁ趣味の問題だろう。」
『だがここで問題になるのが著作権だ。』
著作権?」
著作権は言ってみれば創作者の権利だ。映画や小説や美術品などで適用されているが、そのうち幅広く適用されるだろう。』
「なるほど、つまりアンタはその痛車著作権侵害にあたるかもしれないと言ってるんだな?」
『場合によってはな。』
「どういうことだ?」
『営利目的での侵害だった場合は犯罪として適用されるだろうが、金の絡まない個人での使用までは見逃されるケースがあるらしい。』
「自分で好きにキャラクターを描いたものについては個人の問題だから見逃されるということか。」
『企業などにしてみれば利益を奪われる行為だからな。だが個人でひっそり行う儲かるわけでもない趣味の行為まで突き詰めるのは手間がかかる。』
「儲かるために侵害した場合は訴えられるというわけか。」
『実際痛車を作る際には車の持ち主がステッカーを自前で用意したり自分で塗装をするそうだ。どこかの業者に頼むと営利目的の侵害になる可能性があるそうだからな。』
「そこまでして…」
『趣味のためなら力を尽くせるのが人だろう。そのうち痛車から派生して痛家、痛自転車、痛シャツ、痛銃なんかも出てくるだろう。』
「銃にどうやってキャラクターを描き込むんだ?」
『痛戦車や痛ダンボールとかどうだ?戦場で使えるかもしれんぞ。』
ダンボールは擬装に使えるかもな。」
『あとは痛ネイルとかな』
「痛ネイル?」
『爪だよ。マニキュアの要領で爪に絵を描くのだ。』
「手間がかかりすぎないか?」
『趣味とはそういうものだ。恐らくは需要も見込める。きっとビジネスになるだろうな。』
「営利目的の侵害にあたるだろう」
『個人で爪に絵を描くなら問題はないだろう。キャラクターでなくとも動物だったりすれば商売にはなる。』
「どうにせよ大きな手間がかかりそうだがな。職人や道具が良くならないと無理そうな話だ。」



著作権侵害の罰則
・法人などが著作権等を侵害した場合は、3億円以下の罰金

著作権著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金



キャラクターを営利目的で使うなどするのは著作権侵害になります。
個人で金銭を絡ませず趣味で行うなら見逃される場合もあるが、営利目的ではなくてもプールの絵を消すようにと動いたディズニーという事例がある。つまり個人の使用はあくまで『見逃されてるだけ』である。

だが儲けるためにやってしまえば見逃されることなく一発アウトというわけだ。
なにより、ディズニーのキャラクターを営利目的で著作権侵害したらひとたまりもないだろうなー
三億以下の罰金とか一期での儲けに大打撃を与えるだろう。なにがとは言わんけど。