報復心を未来に解き放つ日記

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仮面ライダーゼロワンまとめ感想

一年見てきたから一応まとめて語る
感想日記のリハビリのようなものだ。
間が空いたらやる気が無くなっててつい雑談ばかりに。
悪意『ならわざわざやらなきゃいいだろ。』
そもそも誰かのために始めたことじゃない。悪に堕ちたから始まったブログだもの。お前とは切り離せないよな。だからお前との対談形式にする。

・はじめに
平成から地続きだから平成のノリを引き継いでる所があるが、それはそれとして、令和一発目の仮面ライダーとして新しいことを始めるのかなと見てた。
悪意『まぁ新鮮味はあるようなないようなって感じだったな』
どうにも評判がよくないが、それも正直すごいわかるけれども、だが案外最終回辺りのオチは悪くないかなとも思ってたりする。
悪意『本気か?』
そりゃ粗が多いとかそういう部分も、成長が足りてないとか、描写が足りないとか全部わかっている。わかった上で思ってるのは これしかなかったんだな ということ。
響鬼の後半みたいな感じというか。
悪意『俺は後半の方が好きだがな。』
前半もデカイ漢字とか良かったと思う。
さておき、ゼロワン自体が製作にゴタゴタがあったりしたし。
まぁそれは仕方のないことだから無視するとしても、この物語はどこかに着地しなきゃいけなかった。
だから「進化したAIの行く末にある心」を、「人でさえも持て余してる心」を、どうやって教えてやれるか。
みたいなところに着地したのだ。
悪意『強引だな。』
そう、強引な結論だ。でも大体それで納得できるからそれでいい。

・終盤を見て
人に悪意はある。
悪意はそもそも誰にでも宿る。
悪意が強くなればなるほど自分だけじゃなく誰かも傷つけていく。
心が有る限り消せないだろう。
悪意『まぁ常に、誰にでも存在してるよ俺は。いつでもお前を乗っ取れるよう企んでる。』
…で、ヒューマギアも心を獲得するなら当然人間と同じく悪意を持つようになる。
1000%さんがアークに悪意を教えたから本作の状況が発生したが、それをしてなくてもいずれはこうなっていた可能性もある。
悪意『人の歴史も悪意と共にあったようなものだからな。早いか遅いかだったわけだ。』
だから今後は人もヒューマギアもアズが用意したドライバーと量産品のキーを使って悪意からアークを宿して怪人となってしまうと考えられる。
要するに闘いは終わっていない。
いやまぁ、エデンさんとかいるし
悪意『誰もがアークワンとかになって世界が悪意で滅ぶってわけだ。』
で、最終回で語られたこととはつまり、悪意を宿してもなお悪意を止める心の強さを持て、ということ。
これって昭和ライダーにも平成ライダーにも通じる考え方でもあって、仮面ライダーになるってことは力を正しいことに使って制御していくということだと思う。
悪意『ほうほう。』
初代仮面ライダーでは改造人間にされたが脳を改造されなかった。だからショッカーに操られなかったが、もし元々の悪人が改造されていたらどうなっていただろうか。手にした力を悪に活用していたのではないか。昭和ライダーはみんな呼吸するようにやってるが、手にしてしまった力を正しいことに使おうと悪の組織と戦っていた。
悪意『まあ、怪人になる能力と犯罪に使う武器が同じみたいな話だな。』
平成ライダーでも、実は敵と味方は同じ能力を持っている場合が多い。
クウガでさえ変身能力のルーツがグロンギと同じだし。
敵も味方も力をどのように使ってるかで善と悪に分かれる。
悪意『555の木場が一番わかりやすいか。オルフェノクになってしまったが、その力を悪に使うかどうかで揺れていくわけだ。結局アイツは人のために戦ったが。』
あとWのエターナル。過去編のVシネマでは仮面ライダーだったが、心が壊れてしまったが故に映画で悪になっていた。
悪意『いつでも正しくあるってのは誰でも限界があるからな。』
長くなったがつまり何が言いたいのかというと、ゼロワン最終回で「仮面ライダー」という言葉を急に使い始めてたのがこの作品の畳み方だったのだろうということ。
過去のライダーが最初から出来ていたことに重点を置いた。力を世のため人のため、悪を挫き正義のために戦う。心の強さで悪に堕ちないように。
だからアークワンになるとはつまり、過去作で言うショッカーライダーだったり、王蛇だったりなのだ
悪意『浅倉についてはライダーになる前からヤベーやつだったが』
最後にアークワンが壊れて、ゼロツーにならず、リアライズしたゼロワンに変身したのは本当の意味で「仮面ライダーゼロワン」になったということ。
なので仮面ライダーゼロワンという物語は、登場人物が仮面ライダーになるまでの物語だった、というわけだ。
悪意『無理があるだろいくらなんでも。大体にして一年かけてやるのってどうなんだよ』
わかってるよ。だってたまに仮面ライダーって台詞出てたしな。
でもそのように考えればキャラクターの成長が遅いとか描写不足とか説明が出来ないこともない。
ゼロワンは一年かけて仮面ライダーになるための話でした、と見れば成長が遅いのは仕方ないとも言える。
悪意『いや、苦しい理屈だよ!(笑)』
わかってるんだよ(笑)

・映画ゼロワン
TVの話が仮面ライダーになるまでの話だとするならば、映画は多分エデンさんが作ろうとしてるという楽園を「人類とヒューマギアの自由のために戦う仮面ライダー」として阻止する話になるのだろうと思う。
悪意『あいつなんなんだろうな。人でもヒューマギアでもない存在だったりするんだろうか。』
映画待ちだなそれは

・キャラクター
不破さんと亡が一番わかりやすくてかっこ良かったと想う。
悪意『まぁなんか、歴戦の相棒みたいになってた気はする。』
オルトロスバルカンあたりとか最高の流れだった。もう少し別な形で見たかった気もするけど(笑)
悪意『フツー変身できなくなったヒーローがなんとか変身して戦うのって大体ラスボスか終盤の強敵に対してだしな。変身能力剥奪したのも向かう相手も悪堕ち主人公ってなんだよ』
でも悪に落ちた主人公を止めるために能力差を精神とか仲間の後押しで肉薄して挑むのってやっぱり燃えるよね。
悪意『性能差激しすぎるんだが。ガンダムSEEDで言うとストフリにジンでタイマン挑むレベル。』
そういう意味で不破ゴリラさん主人公しすぎてたなって思う。背景とかデイブレイクの真相とか。

・アルト社長
悪意『フラフラしすぎだったと思うんだが。』
上で書いた通り、成長物語と判断したよ。迷走してもそれが味だろうと。
悪意『まったく。甘いね』

・悪意『こんな話が見たかった』
悪意『例えばだが、ヒューマギアを買ったお客さんが自殺してしまってだな。その後でそのヒューマギアが暴走して人を襲うわけだ。で、暴走の理由だが、自殺した購入者はネットで誹謗中傷されてしまってたと。人の悪意にさらされたわけだ。ヒューマギアは悪意で購入者が死んでしまったが故に復讐者となって誹謗中傷した人間を襲いに向かってたってわけだ。現代社会にも通じる話だろ?』
日曜の朝にはできないだろ。
悪意『アマゾンプライムでやろうぜ。で、オチとしてはゼロワンが悩みながらもヒューマギアを破壊すると。だがその頃、パソコンで誹謗中傷してるやつの背後に立ってたヒューマギアの目が赤くなって…っていうサイバーホラー展開。』
THE NEXTみたいなのじゃねぇか
悪意『あれのシリーズ続けてほしかったぜぇえ。次にXリメイクしてればそのあとにアマゾンズと流れが完璧だったんだがな。』
むしろXリメイクとか本当に想像つかんのだが。

・イズ
流石に復活は無しか
悪意『復活してたら余計に評価最悪になってただろうな』
ゼロツードライバーからイズを逆算で復活させればよかったんじゃないのか。
悪意『映画でイズ2号がゼロツードライバー使ったときにイズ1号のデータを読む程度で良いだろ』
え?何でイズ2号がゼロツー使うんだよ。
悪意『俺が映画の脚本やるならそうするからだ。そもそもゼロツー出番無さすぎだろ。せめて映画で活躍ほしいが、ゼロツードライバーもうアルトには要らんだろゼロワンドライバーあるし。そうなるとイズ2号がゼロツーに変身だ。』
せめて不破さんにあげろよ
悪意『俺はバルカンって言ってたからいいだろ』

・次回作セイバー
どうなるのかわからんな。そもそもCMだけでは判断できないな。
悪意『「結末は俺が決める」て言ってたから敵ボスみたいなヤツに「これで物語は完結だ」とか「こうしてヒーローは破れました。おしまい」とか「これがお前の結末だ(とどめの一撃)」みたいなことやるんじゃね』
そういう決め台詞を改編して返すの我が事ながら好きよね。
悪意『ヒーローの決め台詞を悪意で返すのは悪役の醍醐味やろ』
それヒーロー側にも言えるんだけどな。ウルトラマンネクサスの溝呂木の台詞とか。
悪意『ゼロワンでもアークゼロがそういう台詞使ってたろ。』
まぁ燃えるのは確かだが、セイバーの内容はどうにもわからんなそれだけでは(笑)
文豪か…過去の名作モチーフの本とかを使って変身する感じなのかね?
悪意『人間失格。能力、人を越える能力を得るが死ぬほどのリスクがある』
日曜の朝には使えねぇわ(笑)
悪意『もうゼロノスレベルのデメリット激しすぎライダーは出てこないのかねぇ』
朝から辛すぎるだろ。いややらないとも限らないんだが。まぁ、次も楽しめると期待して見るかな
悪意『ああ、いつでもお前を乗っ取って暴言吐かせてやるからな。このブログでももうやってるだろ。お前は悪意を消せない側゙怪人゙だ。』
抑えきれないときはそうなるかもしれないが、なんとか踏みとどまれたならそのときは俺も゙仮面ライダー゙だ。
お前を止められるのはただ一人、俺だ。


つまりはゼロワンとはそういう仮面ライダーだった。