「スネーク、クラウドファンディングって知ってる？」
「名前は聞いたことがあるな。」
「クラウドファンディングは、クラウド（群衆）とファンディング（資金調達）の2つの言葉をくっつけた造語よ。
略してクラファンなんて呼んだりもするの。
定義としては、不特定多数の人がインターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと。
つまりは投資を企業じゃなくて一般の人に募るのね。」
「考え方はわかるが、上手く行く程に金が集まるものなのか？」
「それは起案者の「プロジェクト」の内容によるかな。支援者はそのプロジェクトに出資して、対価としてリターンをもらうんだけど、このリターンは出資額によって事前に決まってる。当たり前だけどこれは出資だから、支援者はリターンを求めてお金を出すの。」
「もしリターンを出せなかった場合どうなるんだ？」
「当然、出せないなんて言い訳は出来ないわ。これは契約だから。予定の出資額に到達しているのに宣言したリターンを出せないということは契約違反になる。」
「だが、出資してもらうということは事業みたいなものなんだろう？失敗することもあるんじゃないのか？」
「もちろん。その場合起案者はちゃんとした説明を出資者にしなきゃならない。なぜリターンが遅れてるのか、とかね。失敗ならその責任を取る必要もある。場合によっては返金もありうるの。」
「なるほどな。単に金を集めるための仕組みってわけじゃないんだな。」
「当たり前よ。これは事業なのよ。カンパじゃないわ。集めた側には責任があるし、支払った側はリスクを背負って事業に賭けるの。」
ツイッターで勘違い野郎がとんでもないことを漫画にしていたので、あえてググって調べたら誰でもわかるレベルの解説をしてみた。
彼はコミティアの運営に恨みでもあるのだろうか。
