けものフレンズ大炎上事件 第三部 episode10『飲み屋』

40歳からの東京酒場 (散歩の達人MOOK)

中略
「そもそもお前は飲み屋のアンケートを聞いて商売をするつもりなのか？ツイッター民を意見モニターに利用して。」
「実は、もう開店してるんだ。なんちゃらアローズっていう。」
「なんと。」
「だが予約がそれほどなくてな。すこしテコ入れが必要かと思っててな。完全キャッシュレスも検討してるんだ。」
「榊正宗さんがお前の前職での金銭的な仕事に不審な点があったと指摘していたはずだが、まさか」
「いやいや。ちゃんとメガバンクから融資受けてるから大丈夫だ。」
「そうか……だが飲み屋で成功するならばやるべきことはそんなことではない」
「ではどうすれば」
「飲み屋で成功する方法は唯一つ。『常連作り』だ。」
「固定客…」
「毎日、もしくは毎週末、必ず来る客がいたならそれを離さないことだ。飲み屋の経営は奇跡でもスピリチュアルなことでもない。要するに客が定期的に来たい店なら良いのだ。」
「そんな乱暴な」
「奇を衒う方法は一時のモノでしか無い。肝心なのは客足を絶やさないようにする事だ。客が来なければそもそも経営は成立せん。飲み屋であれば客との関係を良好なものにする必要がある。アニメバーとして店を出すのはともかく、重要なのは接客…」
「ありがとう、わかったぞ！」
「うん？」
「昨今の情勢から気を使った店にしていたが、俺の好きな飲み屋はそんなもんじゃなかった！一時的な措置としてFacebookの友達だけ呼んでいたが、今度から正式オープンだ！じゃあなじいさん！」
「待て！重要なのは接客……行ってしまったか……正式オープンと言っていたが、予約制限してたならそれがそもそも予約少ない原因だろうに。」

https://mobile.twitter.com/nobutx_0517/status/1359530389564366855
推すべき話がソレなのか？