映画の感想 バーニング(1981年)
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それはちょっとしたイタズラだった。
意地悪なキャンプ場の管理人クロプシーを少し驚かせてやろうと思っただけだった。
だがちょっとしたイタズラは最悪の結果を招いてしまう。
クロプシーは全身に大火傷を負ってしまった。
五年後、彼は回復した。
それを幸運だったと言う。
子供達を恨むなと言う。
事故だったと言う。
憎しみを忘れて復讐心を抑えろと言う。
恨んでも過去は戻らないと。
その通り。過去は戻らないのだ。
この体も戻らないのだ。
ならばこの憎しみも怒りも消える道理が無い。
娼婦と二人になってみた。
当然のように拒絶された。
この有り様では仕方ない。
だが許せない。
拒絶したことも許せないが、そもそもこんな有り様にされたことも許せない。
彼はキャンプ場に戻った。
そこにはいつものように子供達がいた。
自分とは無関係で、無邪気で、未来がある子供達だ。
植木鋏を持つ手に力が入る。
最早彼にとっては、『子供達』全てが憎しみの対象だった。
(シリアス終了)
真面目に書くとなんか面白そうだな(笑)
今回の殺人キャラは植木鋏使いの火傷男クロプシーさんです。
パッケージの植木鋏の構えが完璧にキャラ立ちさせており、映画でもこの構えをやる。
間違いなくクロックタワーのシザーマンに影響を与えている(言い過ぎか)
てっきり自分を焼いた少年達に復讐するヤツだと思ったのだが、無関係な子供達を狙う狂人となっていた。上の心理描写は俺の妄想である(笑)
でも、こんな感じの心理だろうナーと考えないと無関係な子供達狙う理由が無いし。
(以下ネタバレ有り感想)
この映画はなんというか惜しい映画だ。
いわゆる13日の金曜日の派生みたいな感じだがそれが自立できなかったため単発で終わった感じ。
よくある同じ構図の映画のひとつとして埋もれた映画ということだが、いくつかの部分は良かったと思う。
・よかったさがし
1、イカダの上で皆殺しタイム
若者の集団を皆殺しにするヤツ。
ここにこの映画の個性全振りしている(笑)
2、音楽
すごく不安を煽る良い曲が多い。
オープニングとか。
3、シャワーシーンがエロい(笑)
最初の方でシャワー浴びてるところ。
そのあとの水浴びシーンはあんまりエロくない(笑)
・あんまりよくないと思ったところ。
1、焦らしプレイ多すぎぃ
来るか、来るか、来るか、来るかぁー!
来ないんかーい!!
コレが割りと多く感じた。
2、多目な青春モノ展開
あまりおもしろくない青春モノが続くことになる。
殺人鬼無双もっとくれよ!(笑)
3、上二つが合わさってダルくなる。
さらには長々と引き延ばし的な部分がある。これは厳しい。
そんなわけで良くもあり悪くもあった。