かつて神だった獣たちへ 第2話感想
かつて神だった獣たちへ(2) (週刊少年マガジンコミックス)
- 作者: めいびい
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
「引鉄を弾くべき時が来たら、きっと撃てるさ。」
そう言ったお父さんは戦争に行った。
家族のために。
それからしばらくして、戦争から帰ってきたお父さんはドラゴンになってました。
これが笑い話だったら良かったのに。
まだ家畜が犠牲になっているだけだった。
だがこのまま放置して何も起きないとは限らない。
時折獣のように雄叫びを上げるようになっていった。
だが誰かを傷付ける前に、お父さんは殺された。
引鉄を弾く時が来てしまったのだ。
父の仇を取るために。
しかしその仇は撃たれただけでは死ななかったのだが。
なにもわからないままついてくる少女と、
終わらせるために仲間を捜す男の旅が始まった。
なんてキツイんだ。
誰かのために戦ったのに、そのせいで守ろうとした者すら失っていく。
戦争が終わるときとは、後始末が終わったときなのか。
ならば戦争は終わっていない。
彼が最後の一人になったなら、彼もまた死ぬことになるのだろう。