報復心を未来に解き放つ日記

メタルギアとかゲームとかアニメとか映画とかの低レベルな感想駄々もれ日記

Gのレコンギスタまとめ感想

映画やるからね(笑)


色々評価が悪い気がするが、そもそもそんなに悪いのか?
簡単には語れないのだが、
あえて無理矢理一言で言うならわかりにくい。
中身が詰まってる箱を見せられるが、箱を覗く穴が小さいので見える部分が少ない。
つまり登場人物が何をしてるのかがわかりにくい。
というより誰もが何を目的にしてるのかがわかりにくい。

ではダメなのかと言えばそう言うことではなく、見えてるシーンと会話から目的を考える必要がある。
「こいつはこう喋って戦闘していてここに所属してるということは目的はこれだろう。」
みたいな。

みなさんは週刊誌のマンガを読んでたりするだろうか。
長い間読まないでいると掲載されてるマンガは変わっている。雑誌によっては大きく変化してる。
その場合、大体以前から読んでた長編のマンガを読むだろう。
「今こうなってるのかー」
みたいな。
かつて見た記憶と今のはなしを見て間の出来事を大体察するわけだ。
で、同じく載ってる、読んだことの無いマンガの途中の話とかを読むことってあるだろうか。
その時に読み手が自然に行うのは、
「コイツはこいつと敵対してる」
「なんか戦闘してる」
「なにやらルールがあるらしい。」
とか、マンガの内容を頭のなかで組み立てていくと思うのだ。
ここで面白そうだと思うと、前のエピソードを単行本探して読むことになるわけだ。
長くなったが何が言いたいのかと言うと、このGのレコンギスタは意図的なのかわからないが描写が少ない。
マンガの例で言うと、途中の話とかを飛ばしてるような感覚になる。
なにしろ家を出て海を渡り地球から軌道エレベーターで宇宙に出て月に向かったと思ったら金星に向かってそれから戻ってきて地球に帰る。控えめに言って駆け足過ぎる。
会話なども総合すると、上に書いたような「ここに至るまでの間のストーリーや背景を想像する必要性」がある。
いくらかのラノベ特有の、第一話が三話目ぐらいのストーリー語ってるアレである。
このアニメはすごく考えられてるし、中身が詰まってるのだ。
しかし、親切にすべてを教えてくれるわけではない。
内面がカットされててこちらが考える余地が多すぎたため、入り込むには情報が多すぎた。
それはすごく感じた。
各キャラクターの内面が本当にバッサリカットされてて、表情と会話で話を見せる。つまりは実写ドラマを意識した作りになってるように見える。
合う人には合うと思うが、合わない人には合わない。
でも言われるほどこのアニメは酷いとは思わない。
分かりにくいとか理解しにくいからと言うのは悪いということにはならない。
それはつまりよく見ればわかるし、良さが解りにくいだけでちゃんとあるということだ。
こんなことを言うほど俺は本作をわかってないが、
聞くほど悪いと思ってない。
いや、まあ、世の中には「シンプルに意味不明」とか「支離滅裂なだけ」ということもあるのだが(笑)