映画の感想:ジェイコブズ・ラダー
- 発売日: 2014/11/05
- メディア: Blu-ray
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [デジタルリマスター版] [Blu-ray]
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かつては戦場に通う平凡な一兵士であり、
退屈な平和と戦い続ける戦場生活者であった。
だがあの夜、モルフォのドアから目撃したあの衝撃の光景が私の運命を大きく変えてしまった。
ヘリでマザーベースに強行着陸したその翌日から、世界はまるで開き直ったかのごとくその装いを変えてしまったのだ。
いつもと同じ廃墟、いつもと同じ村、いつもと同じ密林。
だが、なにかが違う。
路上からは行き来する戦車の影が消え、建売住宅の庭先にピアノの音も途絶え、マザーベースの食堂であわただしく食事をする仲間の姿もない。
この基地に、いやこの世界に我々だけを残し、あの懐かしい兵士達は突然姿を消してしまったのだ。
数日を経ずして荒廃という名の時が駆け抜けていった。
かくも静かな、かくもあっけない終末をいったい誰が予想しえたであろう。人類が過去数千年にわたり営々として築いた文明と戦争とともに西暦は終わった。しかし、残された我々にとって終末は新たなるはじまりにすぎない。世界が終わりを告げたその日から、我々の生き延びるための戦いの日々が始まったのである。
奇妙なことに、マザーベースの食堂と倉庫は押し寄せる荒廃をものともせずその勇姿をとどめ、食料品、日用雑貨等の豊富なストックを誇っていた。そして更に奇妙なことに、マザーベースには電気もガスも水道も依然として供給され続け、驚くべきことに新聞すら配達されてくるのである。当然我々は、人類の存続という大義名分のもとにマザーベースをその生活の拠点と定めた。
しかし何故かミラーは早々とハンバーガーショップ「バーガーミラーズ」をオープンして、自活を宣言。
続いてアマンダはニカラグアに武装要塞をオープン。
そしてチコは日がな一日メタルギアを乗り回し、おそらく欲求不満の解消であろう、時折レールガン発射を繰り返している。何が不満なのか知らんが、実に可愛くない。
あの運命の夜からどれ程の歳月が流れたのか。
しかし今、我々の築きつつあるこの世界に時計もカレンダーも無用だ。
我々は衣食住を保証されたサバイバルを生き抜き、かつて今までいかなる先達たちも実現し得なかった外側の天国を、あの永遠の戦争を実現するだろう。
ああ、選ばれし者の恍惚と不安、共に我にあり。人類の未来がひとえに我々МSFの双肩にかかっていることを認識するとき、めまいにも似た感動を禁じ得ない。
「先生ー!先生ぇー!」
茶番終了。
以下ネタバレアリ。
まずは本作についてのあらすじ。
ジェイコブはベトナム戦争に参加していたのだが、キャンプ地で休んでいたときに突如仲間が狂い出す。
そんな中で絶望していると意識を失う。
それから数年後。ベトナムから帰還したジェイコブは恋人とアパートでそれなりに幸せに暮らしていたのだが、なにかがおかしい。
幻覚なのか、悪夢なのか、判別のつかない光景が現れては消える。
それはベトナム戦争で使われたという薬物が見せる幻なのか。
ジェイコブの記憶と食い違う現実。
自分は狂ってしまったのか、それとも世界が狂ってしまったのか。
ジェイコブは悪夢の世界に迷い込んでいく。
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まず本作は凝ったつくりである。
というか、あえて伏せずに言うと夢オチである。
まぁ、だからといって駄目な夢オチかと言えばそんなことはない。
伏線だらけである。
ストーリー的にはなんとなく、ハッピーエンドだったんじゃないかなって思える。
ジェイコブは悪夢から開放されたので。
まぁ、そんなことよりも本作の見どころはなんと言っても病院である。
病院に担ぎ込まれたジェイコブが処置室に運ばれるシーン。
なんでかって?凄い怖いから。
これのために見てもいいぐらい。
ウマ娘プリティダービーゲーム日記2
俺は、
ガチャが切り替わってから欲しい能力のキャラクターとかならとりあえず1万2万位を放り込む程度の微課金トレーナーだ。
これでもそこそこ他のゲームでガチャは引いてきた
修羅場(爆死)もいくつか超えてきた
そんな奴にだけ働く「勘」がある
その勘が言ってる
俺は
近いうちに
死ぬ
育成準備とか出来てねぇーよぉー。
ゴルシウィークのマニーも他の子に使い果たしたわ。
いやそんなことを言ってる場合ではない。
引けたのに育成しないなんて有り得ぬ。
問題は強くすることそのものだ。
今試されるクソ雑魚トレーナーの力量。
つづく
ウマ娘プリティダービーゲーム日記1
ねんどろいど ウマ娘 プリティーダービー スペシャルウィーク ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
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- メディア: おもちゃ&ホビー
これは単なる微課金クソ雑魚トレーナーの日記である。
ゲームの攻略とか参考になるような情報は無い。無いが、我が経験が誰かの支えになる可能性もあるし残しておこうと思う。
とりあえず第一回はこれまでのウマ娘トレーナーとしての活動記録である。
・ゲームを始めたタイミング
オペラオーがピックアップされてた頃に始めた。
事前登録キャンペーンはしてなかった。
いや、アニメ一期は見ていたが、配信延期の話を聞いていて「だめかもしれん」と諦めていたのだ。
まぁ、「コレが諦めないってことだぁあ!」
と最高のゲームをお出しされたわけだが。
わかりやすく2期でハマって戻ってきたのだ。
・ゲームをちまちま
パワプロもダビスタもやってないようなゲーマーだったから、まずシステム理解に苦しむこととなった。
あと競馬も「ナリタブライアン」「オグリキャップ」「ディープインパクト」「サイレンススズカ」「ハルウララ」ぐらいしか知らないド素人である。
結果、すごく苦労することになる。
でもこのゲーム、序盤に死ぬほど苦労するのは前提と思われる。
・育成
とにかく勝てない。
何もわからん中で試行錯誤していたが、大体途中で失敗する。
ぶっちゃけ序盤はそれでもいい。
継承因子を★2でも良いから集めていくべき。
とにかく育成が成功するようになるまで、一人ひとりの育成を成功に導くのを意識しなければならない。
そして最初に救われたのはゲームスタート時に育てられるサクラバクシンオーこと委員長である。
流石に何十回もしくじると人のやり方を探るようになる。
そこで見つけたのがバクシン教というやり方をだった。
・バクシン教
スピードと賢さだけを伸ばすトレーニング育成方法である。それで勝てるのかと疑問に思いながらやってみると、嘘みたいに連戦連勝する委員長。これまでの苦労は何だったのかと思いながら、他の子でも使えるのかと試して惨敗する(笑)
あくまでもこれは一部のウマ娘でしか使えないやり方であり、そもそもこのやり方ではチーム闘技場で勝てないことがその時すでに判明していた。
・チーム闘技場
育成シナリオを終えると「殿堂入りウマ娘」が完成する。シナリオをしくじっても殿堂入りウマ娘が生まれるわけで、育てたウマ娘をチーム闘技場でレースに参加させることになる。
で、他のプレイヤーが育てたウマ娘が対戦相手になる。
対戦としては
短距離、マイル、中距離、長距離、ダート
の五種類のレースに最大3人ずつ参加させることができる。
で、バクシン教のやり方ではこのチーム闘技場の対戦で勝てないことが判明していた。
さらなる試行錯誤が必要になっていた。
・パワー
バクシン教が流行った際に「パワーが無いと負ける」という情報があり、実際にパワーを上げるとチームレースの勝率が上がりだすようになった、のだが、さらなる検証が出てくる。
・スタミナ理論
You Tubeを見ていたら見つけた理論である。
同じスピードでスタミナが高いと速度に差が生まれるのかという実験をしていたのだが、なんと明らかにスタミナが高い方が速いという結果になっていた。
動画では車の燃費に例えていた。
スピードはどこまでの速さで走れるか、
パワーはエンジンの回転であり速度を上げるためにかかる時間に関係して、
スタミナはまさに燃料と燃費だということらしい。
つまり同じ速度を出せる同じパワーのエンジンなら燃費のいい方が速くなる、という理屈だ。
・で、結局どうなったのか
解明されてない不確定部分が多すぎるため、必ず勝てるなんてやり方は存在しない。
だからこそ楽しいんだなコレが。
・課金について
そういうわけなので、このゲームは育成ゲームである。
課金しても
「育成可能なウマ娘」が増えるのと、
「育成に重要なサポートカード」を手に入れることができるかどうか、である。
ぶっちゃけガチャを引きまくっても勝てるわけではない。
育成しやすくなるかもしれない。
ウマ娘を強化しやすくなるかもしれない。
でもチームレースで勝てるかどうかわからない。
最近追加された対人マッチングレースであるタウラス杯で勝てるとは限らない。
このゲームはちゃんと、プレイヤーがゲームと真剣に向き合っているかどうかが問われる。
ぶっちゃけ、勝てないのはトレーナーの実力不足。
課金しまくりプレイヤーが有利なのはサポートカードが充実してるからであり、だからといって無課金が勝てないわけでもない。そもそもそういう廃人とは大体マッチングしないようになってる。
・好きなウマ娘
「どけ!俺はお兄様でマスターでモルモットだぞ!」ブルボン覚醒レベル5にしたのにトレーナーがクソ雑魚なせいで活躍させてやれないんですよ(泣)
とりあえず今必死こいて青因子厳選とかして最強ミホノブルボン目指して育成しております
きゃらスリーブコレクション マットシリーズ ウマ娘プリティーダービーSeason 2 ミホノブルボン(No.MT1025)
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ガンダムSEEDリマスター 第11話感想
HG 1/144 GAT-X102 デュエルガンダム アサルトシュラウド (機動戦士ガンダムSEED)
- 発売日: 2002/11/16
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「やられてねぇから」
・前回までのあらすじ
人質にしたラクスを返した。
ラクス様の一声のお陰で追撃を免れたけど危険だったのは確かであった。
・裁判ごっこ
一応必要なことではあるのでやったということだろう。
で、
「銃殺刑に処す」
「?!」
「というのは建前です。あなた民間人なんで厳重注意ね」
というわけでお咎めなし。
まぁ散々言われてるけど、トイレ掃除位はさせろと思う。サイとミリアリアは罰せられてるんだし。
大体民間人でも機動兵器を私用で使ったらそれはそれで銃殺刑レベルなんだよね。
まぁ、ここで何かしらの罰則を与えてやらないから文句言われる羽目になる。
でもファーストみたいに
「アムロいなくてもなんとかなる!調子に乗るな!」
っていうアレをSEEDでやると、
キラ「じゃあ僕ストライク乗んなくていいんじゃん」
っていうことにもなる。
キラしかストライク乗れないからこんなことになる。他の戦力もないのも問題だ。
やはりコーディネーター設定その辺で失敗だったわ
・フレイ、闇落ち
キラをMSに乗せてコーディネーター皆殺しをさせようとする。
こんな序盤から殲滅思考が出てるので、実は殲滅戦になるフラグはあったと言えなくはない。
一応現実の戦争は完全に滅ぶまでやるなんてことはほとんど無い。その前に降参するし、降参してる相手を撃つこともない(世間体があるから)
大国同士なら核で睨み合うし。
撃ったら撃ち返されるから拮抗することになる。
まぁ、キラ一人でコーディネーター皆殺しとか(本来なら)現実的じゃないんだが(出来そうではある)
・デュエルの腕
破損した腕が直っている。
予備部品なんてないであろう強奪メカの腕をどうやって直したのか。
まぁこんな話はキリが無いのだが。
・イザーク負傷
戦場では怪我で動けなくなることはよくあることだ。
すぐに後ろに引っ張ってやらんと駄目だしな。
ヘルメット貫通するほどのダメージだからヤバイしな。
・次回
キラを戦場に縛り付けようとするフレイ
映画の感想:スケアリーモンスターズ・怖い本
スケアリーストーリーズ 怖い本 【初回完全限定】スチールブック仕様 [Blu-ray]
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・あらすじ
ベトナム戦争してた時期である1968年アメリカ。
若者たちはハロウィンで地元の幽霊屋敷に忍び込み、そこで見つけた「本」を拾ったその日から異変が起こる。
本のストーリーが現実化していくのだ!
本の謎を探る高校生たちは、幽霊屋敷の所有者であったベロウズ家のサラとその一族の謎を追い……
といった流れだ。
・スタンド名「スケアリーストーリーズ」
自動追跡型スタンド。
本を拾うことではなく屋敷に入った人間に対して攻撃を行う。
攻撃方法は対象になった人物の恐れている怪物。
どのような攻撃が行われるのかは本に記される。
そのストーリーに沿った行動を行うと攻撃が始まる。
基本的に、一度本に記された対象は攻撃から逃げることはできない。
・真面目に
本作はスタンド攻撃みたいな襲われ方をする高校生達のホラー映画である。
ドドドドド
とか
ゴゴゴゴゴ
とかの擬音があってもおかしくない。
・前評判
アメリカの学校の図書室から原作本が「怖すぎて」撤去要請されたという。
あと監督は「デッドマン」ことギレルモ・デル・トロ。
クリーチャー造形が秀逸すぎて
「次のクリーチャーどんなんやろ」
と楽しみにすらなる(笑)
・ネタバレ
どんなストーリーで襲われるのかとか語ると、もれなくネタバレになるという困った映画(笑)
初見の楽しみとかあるから、仕方ないので「本」に記されるストーリータイトルだけ並べておく。
「かかしのハロルド」
「大きなつま先」
「赤いできもの」
「夢」
「ミイタイ ドウティ ウォカァ(いばりんぼうをつかまえた)」
・ぶっちゃけると
暴力的なスプラッターと違い、無力な人間が超常的呪いによって襲われていく恐怖を描いてる。
感覚的には呪怨に近い。
最近のニュースを見ての振り返り映画感想
結婚おめでとうございます(こんなの嫌がらせじゃねぇか)
・はじめに
新垣結衣さんが結婚されたと聞いて、思い起こしたのはこの映画であった。
というよりある時期からテレビをロクに見なくなってたので、ドラマとかで活躍とかされてても知らんかったのである。
で、この映画についてであるが、そもそも自分は恋愛映画というものを好んで見るような趣味はない。
これまでの映画感想(笑)を見ればわかることだが、そういうのは受け付けなくなっている。
じゃあなんで見ることになったのかというと、
「スプラッターな映画ばっかり見てないで普通の恋愛映画とか見たら?」
「例えば?」
「恋空とか。」
ということを言われてホイホイと見ることになってしまった。
まぁその時の自分は色々と精神的に追い込まれてたのでスプラッターな映画でストレス発散していたわけだが、毎回毎回見るには油がギトギトだった(例えとして理解してもらえるのだろうか)
「たまにそういう、爽やか?な恋愛映画でも見てみるか。焼肉屋で食べるオイキムチみてぇなアッサリした歯ごたえを所望する。」
というテンションでレンタルした。
ここまで読んだ段階でご理解頂けると思うが、実のところ本作の前評判などを全く聞かず調べずあらすじも読まないで見たのだ。
見たことを後悔するほど嫌になりはしなかったが、爽やかには程遠い映画であった。
胃もたれするわこんなん。
・序盤
二人の高校生が出会う下りがまずサイコサスペンスホラーなんよね。ざっくり説明すると
1、ガッキーが携帯電話を落とす。で、友達に鳴らしてもらいながら探すと図書室の棚に置いてあり、音楽が鳴っている。
2、携帯電話を取って親友に
「ありがとう、見つかったよー」
と言うと
「よかったな。」
と、知らない男の声がする。
3、慌てて切り、携帯電話を確認すると電話帳の番号が全て消されており、さっきの男の番号しか残されてない。そこでもう一度その番号に電話する。
4、電話でのやり取り。
その後毎日電話はかかってくる。
相手の男は名を名乗ることもなく夏休みの間毎日やり取りを続けていき、ついに名前を知り、恋愛にすすむのだが……
これが序盤である。
別に悪意ある切り抜きとかではなくこういう流れで二人は知り合って恋愛に進む。
ありえないんだよね(笑)
いや、これは映画だからとかそういう次元じゃなくて、
実際に自分が同じような状況になって同じようなことを言われたらどうか?って思ったら流石に怖いわけで。
僻むわけではないけど相手の男が三浦春馬じゃなければ成立しないんですよ(笑)
いややっぱりイケメンでもだめだわ。
「ターゲットの携帯電話拾って電話帳全消しして自分の番号だけ入れて図書室に来たターゲットが拾うように電話鳴らして待つ。」
普通こんなことされたらマッハで110します(笑)
スプラッタ映画見過ぎてたからストーカー殺人鬼映画と間違えてレンタルしたのかと本気で思ったぜ
電話の着信音が「着信アリ」だったら着信アリの新作って言っても通じるレベルやぞ!?(笑)
・中盤
ガッキーは電話の男としばらく長電話して結果まぁ恋愛に進む。
まぁ恋愛映画だからそうなるわな。サイコサスペンスじゃないしね。
そのようにのんきに思ってたらガッキーがヤンキーに追いかけ回されてまぁ、つまり、レ○プをされる展開がある。その際ボロボロになった彼女(いわゆる着衣の乱れなどは事務所の問題とかなのか全く無いけど)のもとに三浦春馬ことヒロがどこにいるのかもわからんのにノーヒントで助けに現れる。
「どうしてここに来れたの?」
「……愛の力、かな。」
お前やったな?
お前がけしかけたんやなアイツラ。
と本気で思ったがそういう展開ではない。
ヒロの知り合いの女ヤンキーが犯人で、ヤンキー集団に命令したのである。
これだけでも胸焼けするが、なんとこのあとすぐにヒロの子供を妊娠する。たぶん尺の問題なのかもしれない。
そしてすぐに例の女ヤンキーに突き飛ばされて流産する。
挙げ句理由説明無くヒロは別れを告げて姿を消す。
とりあえずストーリーに盛り上げを加えるために困難と不幸をブチ込むのはいいけど、下手なスプラッタ映画よりギトギトな油塗れである。
最早重油である。
・終盤
学校卒業して就職。そんで真面目で大企業勤めで誠実な好青年の男と付き合い出すが、実はヒロが急に別れを言い出して消えたのはヒロが重病で余命わずかだったからであった。
まぁ、予想のつく通り好青年を捨ててヒロのもとに行くことにするという流れだ。
この下り要らんよな。
まぁこのあとヒロは死ぬわけだが、
「助けてください!」
とは言わん。それは違う映画だ。
正直この段階でもうシナリオに「ノれない」俺は静かにディスクを取り出した。
直ぐに一緒にレンタルしてた十三日の金曜日パート4を再生した。
ジェイソン君の頭にナタを叩きつけるシーンが最高に爽やかだったよ!(笑)
そんなわけで恋愛映画はムリだなって思ったのである。
そういう思い出が今回の結婚話で思い出されてしまったというお話。
ガンダム0083スターダスト・メモリーまとめ感想
・あらすじ
一年戦争から三年後、ジオン残党デラーズ・フリートのアナベル・ガトーは新型ガンダムである試作2号機を強奪する。新人テストパイロットのコウ・ウラキは試作一号機に乗り込みガトーに挑む。
2号機は搭載された核弾頭ごと奪取されることになり、ウラキは2号機の追撃作戦に参加することになる。
しかし、この強奪作戦はデラーズ・フリートによる「星の屑作戦」の序章に過ぎなかった。
・男臭いガンダム
女性キャラとかヒロインとかちゃんといるのだが、本作は非常に男臭いガンダムとなってる。
意地と誇りをみんなして賭けてる。
だが誰も報われない。
オープニング曲の歌詞の通り、本作は「勝利者のいない戦い」なのだ。
・ジオン残党デラーズ・フリート
本作はジオンのファンを大量に作ったと思われるアニメである。
まあわかりやすく考えると、新選組のファンが多いことと似たような理由だと思う。
信念を貫いて時代に挑む男達という風に書けば理解しやすいと思う。
やってることはぶっちゃけテロなんだが。
・Zガンダムに至るまでの物語
本作に登場する試作ガンダムは存在を抹消される。
まぁ、Zガンダムまでマーク2が作られてないのに間の話の本作でガンダム出てきたら(当時は)困るという事なんだろうが。
しかしこの、「抹消された」という点がストーリーで意味がある。
試作2号機は核武装しており、連邦艦隊を吹き飛ばした。
試作3号機をウラキは命令違反で乗り回して軍法会議に送られた。
しかも星の屑作戦の結果、デラーズ・フリートのテロ攻撃は成功してしまう。
そうなれば連邦政府はなんとか世論に説明する必要がある。もちろん正直に真実を公表できない。
「核武装できるガンダム作ったら盗まれて観艦式に撃ち込まれて艦隊消し飛ばされて大量に戦死者出しました。その後のコロニー落としもソーラーシステムまで使ったのに阻止できませんでした。コロニー落としの影響で食糧生産能力が低下してコロニーから食料買わないと駄目になりました」
なんて言えない。なので、
「全部宇宙の連中を甘やかしたからアイツらがつけあがりやがった。彼奴等の言った核武装したガンダムなんて存在しませーん。ジオン残党がとりあえずクソなので締め付けキツくしまーす。」
というわけでティターンズ設立の理由として利用することになった。
2号機ごとガンダムは抹消。その結果ウラキが3号機を乗り回した罪も自動的に抹消された。存在しないMSを乗り回すことはできないからだ。
このあたり上手くまとめたなと思う。
・勝利者のいない戦い
本作は誰も勝ってない。
ウラキは試作2号機を取り戻せず核を撃たれる。コロニー落としも阻止できなかった。個人的なガトーとの決闘すら横槍が入って気絶。寝てる間に止めを刺されず放置される。
ガトーは作戦を完遂するも生還できなかった。
デラーズ・フリートは星の屑作戦を成功させるも、そもそもの目的だった「スペースノイドの立場を向上させる」を果たせず、逆に「スペースノイド弾圧組織設立」に利用される。
シーマ様は上手く立ち回ろうとして失敗。
アルビオンクルーはティターンズに入隊する。本作にはバスクとジャミトフも登場する。一見ティターンズ連中の勝ちに見えるが、そもそもコロニー落としを阻止できてないし、ティターンズがその後どうなるかはZガンダムを見ればわかることである。
アルビオン艦長シナプスは軍法会議で死刑。
まさに誰も勝ってない。
だからこそオチが不満だ。
・ニナ
最終回での行動でガンダム三大悪女の一角と呼ばれることになるハメになった。
終盤急にガトーが元彼と判明したり、最終回で今彼ウラキに銃を向けて元彼ガトーを庇ったり、最後の最後でウラキの元にノコノコ帰ってきたりしたせいなんだが。
最後の最後でニナが帰ってきたことは絶対に失敗である。
とりあえずハッピーエンド感出そうとした浅い演出だったのかと勘繰りたくなる。
逆に言えば戻ってきたことそのものが敗北だったと考えられなくもないけど。ガトー死んだからノコノコ帰ってきたという風に見れば男として全てにおいて完全敗北したという屈辱を受けることになる(笑)
だからなのか、総集編映画ではラストシーンをカットしている。
・好きなMSその1
第一話のヒートサーベルがカッコイイんだ・好きなMSその2
元のゼフィランサスじゃなくて、強化されたフルバーニアンの方。というのも、ゼフィランサスの方はまさにガンダムマーク2感のあるシンプルデザインで可も不可もないって感じの中でフルバーニアンは全身バーニアでスピードが上がった感があって良い。
・好きなMSその3
ガンダムをボロクソに壊すのがゲルググなのがなんか良い(単に宇宙で適応してなかったからなんだが)あとラストシーンのキースゲルググが印象的だった。
・個人的に
ラストシーンはウラキが基地に帰ってきたらキースがゲルググでピースしてるのを追いかけて走るシーンで終われば良かったんじゃねぇかって思ってたりする。
友情エンドと言えばそれまでだが、ニナが帰ってくるよりずっといい。